ハングルの日の論争 同音異義語が多くて混乱


普及は日本統治時代の教育

 韓国では10月9日は「ハングルの日」である。この日を迎えると、決まって出てくるのが「ハングル専用は是か非か」という論争だ。

 ハングルは朝鮮王・世宗(セジョン)(在位1418年~50年)が1446年に学者、官僚に命じて作らせた固有の表音文字である。それまで朝鮮では独自の文字がなく、文章を書くには漢文が用いられていた。しかし、漢文と朝鮮語とは異なる文字体系で庶民が使うことができなかったため、簡単に学習でき、日常に使える文字を創設したのだ。


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