曲がり角の仏原発産業


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苦戦続く大手メーカー

 経営不振にあえぐフランスの原子力大手アレバは最近、大規模な人員削減を行うことを発表した。一方、同社が設計し、フランス電力公社(EDF)が英国に建設予定の欧州加圧水型原子炉(EPR)2基の受注というプラスのニュースもある。また、フランス政府は世界の原発大国の一角をなす日本の関与にも期待を寄せている。(パリ・安部雅信)

 20日付の仏日刊紙フィガロ電子版はアレバ経営陣が、仏国内で2017年までに2700人の人員削減を行うことを発表と報じた。同社は今回の人員削減で10億ユーロ程度のコスト削減と競争力強化を期待している。


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