LS北見が充実の初優勝「日本一は通過点」
カーリング日本選手権で、チーム結成6年で念願の日本一
スキップ藤沢は満面に笑み。サードの吉田知は涙が止まらなかった。LS北見がチーム結成6年で念願の日本一。創設メンバーの本橋は「支えてくれたスタッフや応援してくれた皆さんのおかげ」。恩返しできた喜びをかみしめた。
1-1で迎えた第3エンドに3得点。サード吉田知とスキップ藤沢のドローショットがさえ、ハウス内の絶妙な位置にストーンを並べた。第4エンドも不利な先攻で2得点。準決勝で前回優勝の北海道銀行を破った富士急に、勢いづかせなかった。
北海道銀行でソチ五輪に出場した吉田知が昨季から加入。中部電力で日本選手権4連覇を経験した藤沢が今季から加わり、昨年11月のパシフィック・アジア選手権で優勝するなど、チーム力は確実に上がった。
昨年10月に第1子を出産し、今大会はリザーブとして見守った本橋は「産休している間に、みんなは強くなった。私もうかうかしていられない」と笑う。3月の世界選手権に向け、吉田知は「日本一は通過点。日本代表としての責任を果たしたい」と力強く言った。