三菱航空機、開発中のMRJの飛行試験を再開


2カ月半ぶり、飛行試験は初飛行を含め4回目

三菱航空機、開発中のMRJの飛行試験を再開

再開した飛行試験を終え、着陸する国産初小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」=10日午前、県営名古屋空港

 三菱航空機(愛知県豊山町)は10日、開発中の国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の飛行試験を再開した。試験は昨年11月27日以来、2カ月半ぶり。三菱航空機は今後、国内での試験を本格化するとともに、10~12月にも米国で始める飛行試験に備える。

 MRJは10日午前9時40分ごろ県営名古屋空港(同町)を離陸し、11時25分ごろ空港に戻った。飛行試験は、初飛行を含め4回目。三菱航空機は日米で計2500時間の試験を計画している。

 MRJは昨年11月に初飛行を行い、その後2回の飛行試験を実施。その後、機体の強度不足を補うため、主翼と胴体の結合部の一部に薄板を追加する改修作業に入り、今年1月中旬に完了していた。