日本各地の優れた食材や酒をパリでPR
常設展示場「メゾン・デュ・サケ」がオープン
日本各地の優れた食材や酒をパリの人々にPRする常設展示場「メゾン・デュ・サケ」が9日、オープンした。商品の試食・販売や、現地のレストランへの売り込みを通じ、日本の郷土食の魅力を発信。関係者は「世界的な美食の都パリで評価されれば、ブランド力の大きな向上につながる」と期待している。
店舗は人材派遣大手パソナの子会社が運営。開店に合わせて日本貿易振興機構(ジェトロ)などと開いた企画展では、独力での海外進出が難しい地方の小規模事業者の支援を目指し、岩手県産のしょうゆや愛知県産のみそなど12府県の36品目を紹介した。
地域の伝統を生かした食材を厳選したといい、パリでレストランを営むピトレ・ステファヌさん(32)は「どの品物も質が高く、日本の地方の職人の技に驚いた」と感心した様子で話した。15日には飲食店関係者ら100人超が集まる商談会も行われる予定だ。(パリ時事)