大塚家具が16店舗をリニューアルオープン


売り場デザインや展示商品の変更、客層拡大狙う

大塚家具が16店舗をリニューアルオープン

店舗のリニューアルを説明する大塚家具の大塚久美子社長=4日、東京都新宿区

 大塚家具は、16店舗を6日にリニューアルオープンさせた。売り場デザインや展示商品の変更を行い、「入りづらい高級店」のイメージを払拭(ふっしょく)したい考えだ。

経営方針をめぐり創業者の父親と娘の社長が対立した「お家騒動」で悪化した企業イメージの回復を図るとともに、新たな客層の取り込みを狙う。東京都内で4日、記者会見した大塚久美子社長は「今まで利用していなかった客にも来店してほしい」と述べた。

モデル店舗の「新宿ショールーム」では、これまで入り口付近にあった受付を廃止。代わりにサービスカウンターを設け、入りやすさを重視した。高級家具の展示を減らし、ソファでは10万円台となる中級価格帯の売り場面積を拡大した。クッションやスリッパなど小物売り場も新設した。