JR東日本、パリのフランス国鉄の駅で駅弁


日本の食文化をフランスでPR

JR東日本、パリのフランス国鉄の駅で駅弁

 JR東日本は5日、パリ市内にあるフランス国鉄の駅に店舗を設け、日本の駅弁を3月から販売すると発表した。期間は4月末までの2カ月間。子会社の日本レストランエンタプライズ(東京)が持つノウハウを生かし、日本の食文化の人気が高まっているフランスで「エキベン」をPRする。JR東が海外で本格的な店舗を構え駅弁を売るのは初めて。

 店舗を設けるのはパリ・リヨン駅。フランスの食材を使った和風の特製駅弁「パリ・リヨン弁当」のほか、幕の内、おにぎり、助六などの弁当を販売する。価格は8~15ユーロ(1000~2000円程度)。JR東は売れ行きを見て、店舗の拡大を検討する。

 駅弁の販売は当初、昨年12月から実施する予定だったが、直前にパリ同時テロが起こり、開業を延期していた。