福士加代子、大阪国際女子マラソンで優勝


「次のレースはリオかな」、報奨金500万円もゲット

福士加代子、大阪国際女子マラソンで優勝

レースから一夜明け、記者の取材に笑顔で応じる福士加代子=1日、大阪市中央区

 大阪国際女子マラソンで優勝し、リオデジャネイロ五輪代表の有力候補になった福士加代子(ワコール)が、大会から一夜明けた1日、大阪市内で記者会見し「次のレースはリオかな、という意識で3月(の代表発表)を待ちたい」と心境を語った。

 福士は日本陸連の設定記録(2時間22分30秒)を突破する2時間22分17秒をマーク。このタイムは、日本実業団陸上競技連合が男女マラソン強化を目的に設けた報奨金制度の対象となり、「2時間22分台」が条件の500万円を獲得。思わぬご褒美に「頂きます!」と声を弾ませた。

 大阪での五輪代表選考会では、三度目の正直で結果を出した。「きのうも『二度と走るもんか』と思った。そう思わないと毎日の練習もできないから」と言い、「でも、走るのは好き」と笑っていた。