楽天、本拠地の仙台市で優勝パレード


21万人が祝福

楽天、本拠地の仙台市で優勝パレード

優勝パレードで、沿道のファンに手を振る楽天の田中=24日午前、仙台市(代表撮影)

 球団創立9年目で初のリーグ優勝と日本一を達成したプロ野球楽天の優勝パレードが24日、本拠地の仙台市で行われ、沿道から約21万4000人のファンが声援を送った。

 星野仙一監督や田中将大投手らが、オープンカーやバスに分乗し、市中心部を南北に貫く「東二番丁通」を約30分かけてパレード。沿道を埋め尽くしたファンからは「ありがとう」「来年も日本一」などの声援が飛んだ。

 大盛況となった凱旋(がいせん)に星野監督は「本当に優勝したんだな、という実感が込み上げた」。田中は「喜びをみんなと分かち合うことができてうれしい。初めての経験だし、思い出に残る」と語った。

 東日本大震災の被災者も多く訪れた。宮城県塩釜市の高橋孝子さん(51)は「マーくん(田中)が高校生の時からのファン。被災して大変だったが、楽天とマーくんに元気づけられた。パレードで見ることができて感激」と興奮気味に話した。