安倍首相「『安』を倍増すると安倍になる」
安倍内閣の各閣僚もそれぞれの思いを込めた漢字を披露
日本漢字能力検定協会が主催する恒例の「今年の漢字」に「安」が選ばれた15日、安倍内閣の各閣僚もそれぞれの思いを込めた漢字を披露した。やはり「安」を選んだ安倍晋三首相は首相官邸で記者団に「『安』を倍増すると安倍になる」と、国内治安対策に取り組む決意を披露した。
首相は「テロや災害が続き、国民の安全や安心を願う気持ちが強かったと思う。政治の責任は国民の安全をしっかり守り抜いていくことだ」と力を込めた。同じく「安」としたのは中谷元防衛相。安全保障関連法の成立に加え、「アベノミクス効果で円安が続き、株価も安定している」からだという。
政権の要の菅義偉官房長官は「進」を挙げ、「アベノミクスをはじめ、さまざまな重要政策が進んできている」と理由を説明した。
遠藤利明五輪担当相は感謝の「謝」。6月の就任直後から、新国立競技場整備計画の白紙撤回や公式エンブレムの使用中止問題の対応に追われたことを振り返り、「就任してしばらくは謝罪の『謝』だった」と自嘲した。
この他、甘利明経済財政担当相は「輝」、石破茂地方創生担当相は「忙」、丸川珠代環境相は「昇」を挙げていた。