2015年の「今年の漢字」に「安」が選ばれる


清水寺の森清範貫主が揮毫、安保やテロ不安が反映

2015年の「今年の漢字」に「安」が選ばれる

2015年の「今年の漢字」に選ばれた「安」を揮毫(きごう)する清水寺の森清範貫主=15日午後、京都市東山区

 漢字1文字で今年の世相を表す恒例の「今年の漢字」に「安」が選ばれ、京都市東山区の清水寺で15日、森清範貫主が揮毫(きごう)した。安倍政権下で成立した安全保障関連法をめぐり国論が二分したことに加え、世界で頻発するテロ事件や異常気象などへの不安を反映した。

 日本漢字能力検定協会(同市)が主催し、今回で21回目。12万9647票の応募があり、「安」は5632票を獲得した。2位は中国人観光客による爆買いやパリでの同時多発テロなどを表した「爆」、3位は戦後70年の節目やテロとの戦いなどから「戦」、4位以下は「結」「五」「賞」などが続いた。

 森貫主は「国内外の問題による、命に対する不安からこの字が選ばれたのではないか。来年は安心安全な社会をつくろうという思いが表れている」と話した。揮毫された文字は、31日まで清水寺本堂で公開される。