パラリンピック競技団体と共同で避難訓練
車いすユーザー、日本財団ビルの自衛消防総合訓練も
２０２０年東京パラリンピックに向け、障害者スポーツを支援する「日本財団パラリンピックサポートセンター」は２日、東京都港区の日本財団ビルで、競技団体の共同オフィス開設後初の避難訓練を行った。日本財団ビル全体の自衛消防総合訓練に合わせ、パラリンピック競技団体と共同で行われた今回、約２００人が参加した。
避難訓練では、バリアフリーに関する設計や教育を手掛ける株式会社ミライロの堀川歩さんと車いすユーザーの藤田隆永さんが、車いすの持ち上げた方や避難方法などを指導。そのあと、実際に車いす利用者を抱えて階段を下りる訓練を行った。
藤田さんは「車いすユーザーは持ってもらうときに、傾いていないかなどとたくさん声をかけてもらうと安心する。パラリンピックに向けてきょうの経験を生かしていきましょう」と語った。
