「ビリー・ザ・キッド」の写真2枚が発見
古物商「ケイガンズインク」が240円で購入、6億円で販売
米西部開拓時代の無法者で、映画や音楽の題材にもなった「ビリー・ザ・キッド」の写真が発見され、15日までに500万ドル(約6億円)で売りに出された。
販売を代行するカリフォルニア州の古物商「ケイガンズインク」によると、所有者の男性は5年前、別の店で他の写真2枚とセットで2ドル(約240円)で購入。その後、服装がビリーに似ていることに気付き、鑑定に出した。専門家がニューメキシコ州の撮影場所を訪問するなど1年以上をかけて調査し、「本物」と確認した。
写真は縦約10センチ、横約13センチ。18歳だった1878年に撮影された。シルクハットのような帽子をかぶり、ギャング仲間たちと「クロッケー」と呼ばれる球技に興じる姿が写っている。
ビリーの写真は今回を含めて2枚しか確認されておらず、もう1枚は2011年に競売で230万ドルの値が付いた。(ロサンゼルス時事)