「WFPエッセイコンテスト2015」授賞式


「世界食糧デー」に、テーマは「忘れられない○○なごはん」

「WFPエッセイコンテスト2015」授賞式

 「世界食糧デー」の16日、都内のホテルで「WFPエッセイコンテスト2015」(主催・国連WFP協会)の表彰式が行われた。

 同コンテストは「忘れられない○○なごはん」をテーマにエッセイを募集。応募1作品につき給食1日分に当たる30円を、3社の企業が国連WFPに寄付し、学校給食を支援する。今回の応募総数は過去最高の1万5841作品となり、寄付金額は142万5690円になった。

 今回WFP賞を受賞したのは「特別なクッキー」がテーマの高校2年生の大類啓さん。昨年カンボジアの孤児院を訪れた時、ある女の子に自身が苦手なピーナツのクッキーをもらい、我慢して食べた。しかし、それが前日渡した折り鶴のお礼だと気付き、食べ物の少ない子供からしたら最大級のお礼をされたと感じたという。大類さんは「今コンビニでバイトをしていて、食品を処分するたびに、あの時もらったクッキーを思い出す。今後も飢餓問題に向き合い募金活動などを続けたいです」と語った。