家電・IT見本市「シーテックジャパン」開幕


アジア最大級、幕張メッセで、ロボット型電話も

家電・IT見本市「シーテックジャパン」開幕

シャープが報道公開したロボット型携帯電話「RoBoHoN(ロボホン)」=6日、千葉市美浜区の幕張メッセ

 アジア最大級の家電・IT見本市「CEATEC JAPAN(シーテックジャパン)2015」が7日から10日まで、千葉市の幕張メッセで開かれる。国内外から531の企業・団体が出展。6日はメディア向けに一部展示が事前公開され、背広の胸ポケットに入るサイズのロボット型電話などが目立った。

 シャープは、ロボット型の携帯電話「RoBoHoN(ロボホン)」を公開した。ロボットクリエイターの高橋智隆氏と共同開発。高さ約19・5センチ、重さ約390グラムで、音声通話やメール機能などを搭載した。通話時には、ロボットが足を湾曲させて固定電話の受話器の形になる。「写真を撮って」とロボットに話しかけるとカメラで撮影。その画像を壁や机に投影することもできる。発売は2016年前半の予定。

 アルプス電気は、ソフト開発設計会社と共同開発した指輪型のウエアラブル端末を、オムロンは卓球ロボットを公開した。

 日立製作所やソニーに続き、今年は東芝も出展を見送った。一方、小型無人機「ドローン」で高い世界シェアを占める中国メーカーのDJIや米電気自動車大手テスラ・モーターズが初出展するなど、家電主体から幅広い分野の展示に変わりつつある。