JR東、「現美新幹線」の車体デザインを公表


「とれいゆ」に続く3例目観光列車、来春から新潟で運行

JR東、「現美新幹線」の車体デザインを公表

 JR東日本は6日、来年春に上越新幹線で運行を始める観光列車「現美(げんび)新幹線」の車体デザインを公表した。越後湯沢-新潟間を年間約120日走行し、6両の客車内で気鋭の若手アーティスト8人の作品を鑑賞できる。

 同社によると、新幹線の観光列車は、足湯を備えた「とれいゆ」などに続き3例目。秋田新幹線で使われたE3系を約5億円かけて改造し、座席を3分の1に減らして展示スペースを確保した。

 濃紺色の車体には写真家蜷川実花さんが、新潟県長岡市の花火大会の写真をデザイン。松本尚さんや古武家賢太郎さんら8人の絵画や彫刻、映像などを展示する。

 新潟県では国際的なアートイベント「大地の芸術祭」が3年に1回行われ、海外から観光客が訪れていることなどから、同県での運行を決めた。