琴ノ若Jrの鎌谷将且、佐渡ケ嶽部屋へ入門


「琴鎌谷」のしこ名で、祖父は元横綱琴桜、相撲一家に育つ

琴ノ若Jrの鎌谷将且、佐渡ケ嶽部屋へ入門

父が師匠の佐渡ケ嶽部屋へ入門することが決まり、その佐渡ケ嶽親方(右)と握手する埼玉栄高の鎌谷将且=6日、さいたま市の同校

 大相撲の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の長男で、埼玉栄高相撲部3年の鎌谷将且が佐渡ケ嶽部屋に入門することが決まり、6日にさいたま市の同校で記者会見した。母方の祖父は元横綱琴桜という相撲一家に育ち、「一日でも早く関取になることを目指したい。(祖父に)追いつければいい」と抱負を述べた。

 187センチ、150キロで右四つが得意。主将として、今年の高校総体の団体優勝に貢献した。「中学を出て入門するつもりだったが、まだ弱かった。最後に結果がついてきて自信になった」と鎌谷。会見に同席した佐渡ケ嶽親方は「もう親子でなく師弟。気持ちは切り替わっているし、本当に厳しくいく」と神妙な表情で話した。

 「琴鎌谷」のしこ名で、九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)での初土俵を目指す。