女優の八千草薫さんら、名誉都民に選ばれる
都庁で顕彰式、舛添要一都知事から賞状などが贈られる
今年度の名誉都民顕彰式が1日、東京・西新宿の都庁で行われた。名誉都民に選ばれたのは、釣竿製作一筋の江戸和竿師(えどわざおし)の中根喜三郎さん(84)、資生堂名誉会長で芸術文化の支援活動に貢献してきた福原義春さん(84)、映画などで日本女性を演技してきた女優の八千草薫さん(84)の3人。舛添要一都知事から賞状やメダル、記念品が贈られた。
中根さんは釣竿職人として60年以上も伝統技術を継承・発展させ、福原さんは経済界での活躍と東京都美術館館長として都の芸術文化の振興に貢献し続け、八千草さんは女優としてテレビ、映画、舞台での活躍が多くの人々に希望を与えたことが評価された。
八千草さんは「称号は、私には立派過ぎる気がするけどうれしいです。あと何年女優活動をするか分からないけど、さらに自分を変化させていきたい」と語った。式典ではまた、地域活動などに尽くした功労者284人(うち26団体)に表彰状と記念品が贈られた。