「実況動画」に熱視線、ユーチューブなど初出展


東京ゲームショウ開幕、海外企業が国内勢上回る

「実況動画」に熱視線、ユーチューブなど初出展

開幕した「東京ゲームショウ2015」=17日午前、千葉市美浜区の幕張メッセ

「実況動画」に熱視線、ユーチューブなど初出展

実況が行われた動画サイト、ユーチューブのブース=17日、千葉市美浜区の幕張メッセ

 17日開幕した東京ゲームショウ2015で、ゲームのプレー映像に声を重ねた「ゲーム実況動画」に熱い視線が注がれている。ゲームショウには動画サイトのユーチューブや、実況動画専門の配信サイトを抱えるアマゾンジャパン(東京)も初出展。新しいゲームの楽しみ方をアピールしている。

 実況動画はゲームを遊びながら、攻略方法の解説や感想などをつぶやくのが基本。コメントを書き込める「ニコニコ動画」を運営するドワンゴ(東京)の横沢大輔取締役は基調講演で「日本が最先端のゲーム実況文化を創造している」と強調した。

 ネット上では投稿された動画に対して視聴者がコメントし、活発な交流が行われている。横沢取締役は、実況動画が「みんなでワイワイするコミュニケーションツールのように楽しまれている」と話す。

 ユーチューブは視聴時間が長い100チャンネルのうち、半分がゲーム関連。3900万人の視聴者を持つチャンネルもある。ゲーム事業責任者のライアン・ワイアット氏は、「ゲーム動画はユーチューブにとって非常に重要だ」と話した。

 ユーチューブやアマゾンジャパンのブースでは、実際にゲームを実況する様子が公開された。ユーチューブはスマートフォンからゲーム動画を簡単に投稿できるようにする方針も発表し、さらなる盛り上がりが見込まれる。