ふるさとの味、全国のこだわり食品を展示


「通販食品展示商談会」が東京国際フォーラムで開幕

ふるさとの味、全国のこだわり食品を展示

 「いらっしゃいませ!」――通販・宅配食品に特化した展示会「通販食品展示商談会」が15日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで開幕。懐かしく、ふるさとの味を感じられる特産品が全国42都道府県から約1000品目の規模で会場内に並べられた。

 この商談会は、全国のこだわり食品や特産品を扱う食品産業と通販・宅配業者に直接商談の機会を提供することを目的に毎年開催され、今年で5回目。通販・宅配食品業に特化した展示会としては国内唯一の商談会。出店者総数は178社、展示小間は181でいずれも昨年を上回った。主催は食品産業センター、日本スーパーマーケット協会、日本通信販売協会などが構成する同展示会実行委員会で総務省、農水省、経産省などが後援。

 会場内では、出店者が商品サンプルなどを来場者に渡しながら説明や質問に丁寧に答えていた。福島県会津若松市から出店の温泉旅館業者は、宿泊客に提供する焼肉サンプルを渡しながら「風評被害が今でも残っている。実際は厳格な放射能検査でも無検出なので、安心して全国から来ていただきたい」と食の安全を訴えていた。同展示会は16日まで、約5000人の専門業者が来場する見込み。