JR東、豪華列車「四季島」北海道も周遊へ


上野駅を出発・帰着駅に、冨田社長が記者会見で

JR東、豪華列車「四季島」北海道も周遊へ

JR東日本が2017年春に運行を始める豪華周遊列車「四季島」の乗客向けに、上野駅に設置する専用ラウンジのイメージ(同社提供)

 JR東日本の冨田哲郎社長は9日の記者会見で、2017年春から運行する豪華周遊列車「四季島(しきしま)」について、「北海道などを周遊することも考えたい」と表明した。道内でのルートに関しては「札幌だけでなく、いくつかの場所を周遊する」と語った。

 冨田社長はまた、現在は臨時列車として運行している寝台特急「カシオペア」(上野-札幌)に関し、「車両が老朽化しており、四季島に切り替えていく」と述べ、廃止する意向を示唆した。

 四季島は上野駅を出発・帰着駅として数日をかけて各地を周遊する。上野駅には専用ラウンジを設け、乗客への茶菓の提供や荷物の預かりなどのサービスを行う。豪華列車「ななつ星in九州」で先行するJR九州は、博多駅に専用ラウンジを設置している。