新型「スカイライナー」、乗客1500万人を達成


運行開始から5年で、成田空港駅で記念式典を行う

新型「スカイライナー」、乗客1500万人を達成

 東京都心と成田空港を最短36分で結ぶ京成電鉄の新型「スカイライナー」の乗客総数が20日、運行開始から約5年で1500万人を突破し、成田空港駅で記念式典が行われた。

 新型スカイライナーは、従来型車両が走行していた京成線より直線部分が多い「成田スカイアクセス」線の開通に合わせて2010年7月に導入。在来線最速の最高時速160キロを実現し、京成上野と空港の間の所要時間が15分短縮された。

 都心と成田空港を結ぶ交通機関としては、12年の日系格安航空会社(LCC)成田参入に合わせ、東京駅と空港を片道1000円前後で結ぶ「格安バス」が運行を開始。スカイライナーは片道2470円だが、目立った乗客の落ち込みはないという。

 京成電鉄の担当者は「多様な交通手段があった方がお客さまも空港を利用しやすくなる。スカイライナーは『速さ』と『快適性』を前面にPRしていきたい」と話している。