米KFC、「カーネルおじさん」CMで復活


秘伝の味誕生から75年、おなじみの格好で登場

米KFC、「カーネルおじさん」CMで復活

創業者の故カーネル・サンダース氏(写真左)と同氏に扮(ふん)した芸人が登場するテレビCM(米KFC提供・時事)

 米ファストフード大手ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は19日、独自のフライドチキン製法の誕生75周年を記念し、創業者の故カーネル・サンダース氏を米国のCMで復活させると発表した。

 ガソリンスタンドで提供していたフライドチキンが評判になり、サンダース氏は1940年、試行錯誤の末に「オリジナル・レシピ」と呼ばれる製法を生み出した。11種類のスパイスとハーブを混ぜ合わせた秘伝の味は、現在も世界で受け継がれている。同氏は3度来日した親日家としても知られる。

 80年に90歳で死去したサンダース氏は、同社のCMから長らく姿を消していた。今回は「ブランドの大きな財産」と同氏をとらえ、CMをはじめ、ウェブサイトなどの宣伝で前面に押し出す。

 CMでは人気の物まね芸人が、黒縁のめがねをかけて白いスーツに身を包んだサンダース氏のおなじみの格好に扮(ふん)して登場。25日から放映される予定だ。(ニューヨーク時事)