「シルク・ドゥ・ソレイユ」身売りで合意


カナダのサーカス集団、米国の投資家グループに

「シルク・ドゥ・ソレイユ」身売りで合意

コロンビアのボゴタで行われた「シルク・ドゥ・ソレイユ」の公演=2013年3月(EPA=時事)

 カナダのサーカス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」は20日、米国の投資会社TPG主導の投資家グループに身売りすることで合意したと発表した。主要メディアによると、買収額は約15億ドル(約1800億円)。

 ケベック州を拠点に約30年前に誕生したシルク・ドゥ・ソレイユは、芸術性の高い演技で世界的に知られる。今後は事業ノウハウを持つ投資会社の傘下で、中国などアジア地域で本格展開を図る。

 発表によると、TPGが株式の過半数を取得。中国の複合会社、復星国際傘下の投資会社とカナダの年金基金も出資する。株式の9割を持っていたとされる創設者のギー・ラリベルテ氏は、一部保有を続ける。(ニューヨーク時事)