新宿御苑で安倍首相主催の「桜を見る会」


「賃上げ実現できた」とあいさつ、ももクロと記念写真

新宿御苑で安倍首相主催の「桜を見る会」

「桜を見る会」で、ももいろクローバーZらとともに記念写真に納まる安倍晋三首相(中央)=18日午前、東京都新宿区の新宿御苑

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」が18日午前、東京都内の新宿御苑で開かれた。首相は満開の八重桜を見渡しながら「安倍政権の第一の使命は経済を活性化させ、国民生活を豊かにすることだ。桜前線が北上し、全国に桜が咲いていくように、昨年(の春闘)は15年ぶりの賃上げを実現することができた。今年は昨年を上回る状況になっている」とあいさつした。

 春闘で大手企業が大幅なベースアップ(ベア)を達成していることに自信を見せる首相。「景気回復の暖かい風を全国津々浦々にお届けしていくことが、私たちの使命であり、地方創生を力強く進めていきたい」とも述べ、経済の好循環でデフレ脱却へ全力を挙げる考えを示した。

 首相は、「ラッスンゴレライ」のネタで人気を集めているお笑いコンビ「8・6秒バズーカー」や、「爆笑問題」の太田光さんと田中裕二さんらと言葉を交わしたほか、女性アイドルグループの「ももいろクローバーZ」と記念写真に納まり相好を崩していた。会には政財界や文化・芸能人ら約1万5000人が出席した。