カンヌ映画祭に「海街diary」を出品


是枝裕和監督・吉田秋生原作、妻夫木聡出演作「黒衣の刺客」も

カンヌ映画祭に「海街diary」を出品

カンヌ国際映画祭への出品が決まった是枝裕和監督の「海街diary」

 カンヌ国際映画祭の主催団体は16日、フランス南部で5月13日に開幕する第68回同映画祭の長編コンペティション部門の出品作を発表し、日本の是枝裕和監督の「海街diary」のほか、妻夫木聡さんが出演している台湾の侯孝賢監督の「黒衣の刺客」が選ばれた。

 海街diaryは吉田秋生さんの漫画が原作で、綾瀬はるかさんらが出演。神奈川・鎌倉を舞台に、3姉妹が父親の死を機に異母妹と4人で暮らす姿を描く。是枝監督は2013年の同映画祭で、「そして父になる」が最高賞に次ぐ審査員賞を獲得している。

 独自性の強い作品が対象の「ある視点」部門には、黒沢清監督の「岸辺の旅」が出品される。

 映画祭は5月24日まで。コンペ部門には17作品が参加し、最高賞パルムドールを争う。審査員長は兄弟で映画製作を手掛ける米国のジョエル・コーエン、イーサン・コーエンの両氏が務める。(パリ時事)