特産品を一堂に、地方の魅力を東京から全国へ
都庁で「日本全国物産展」が始まる
47都道府県の特産品を一堂に集めた「日本全国物産展」が15日、東京・西新宿の都庁南展望室(第一本庁舎45階)で始まった。東京五輪(2020年)を目指し、東京から全国各地の魅力を伝えるための、初めてのイベント。
物産展は、国内外の多くの人に特産品を知ってもらうため、外国人向けの多言語の対応をしている。福島県の和風スイートポテト「いもくり佐太郎」、群馬県の「水沢うどん」、愛媛県のデコポンジュレ「いちずみ」など、各都道府県が10種類ほどの特産品を出品。この日は、オープニングセレモニーが行われ、各地のゆるキャラが登場した。
東京都の山本隆産業労働局長は「都庁の展望室は年間約150万人が来場する。それを生かして、全国各地の魅力を積極的に発信していきたい」と語った。都議会の高島なおき議長は「日本経済の再生には地方経済の活性化が必要不可欠。東京と地方がそれぞれ手を携えて、日本全体を元気にしていく」と強調した。5月31日まで。