14歳の伊藤美誠「信じられない」、急成長のV


卓球のワールドツアー女子シングルスで最年少

14歳の伊藤美誠「信じられない」、急成長のV

卓球のワールドツアー、ドイツ・オープン女子シングルスで優勝した14歳の伊藤美誠=22日、ドイツ・ブレーメン(dpa=時事)

 22日にブレーメンで行われた卓球のワールドツアー、ドイツ・オープンの女子シングルスで、14歳152日の伊藤美誠(スターツ)が初優勝した。男女を通じてシングルスのツアー最年少優勝記録をつくった伊藤は、国際卓球連盟を通じて「この年で優勝できてびっくりしているし、信じられない」と喜びを表した。

 2011年9月にジュニア女子でワールドツアー史上最年少優勝をしてから3年半。シニアに挑んでシングルスで快挙を果たした。決勝では、地元ドイツで大声援を受けたペトリサ・ソルヤを相手に「自分のプレーに集中するだけだった」(伊藤)。果敢に攻める自分のスタイルを貫き、観客を沸かせた。

 昨年3月、同じ学年の平野美宇(エリートアカデミー)と組んだダブルスでツアー初優勝したのもドイツ・オープン。1年でさらに大きく育った。

 来夏のリオデジャネイロ五輪出場には、国際大会でポイントを稼いで世界ランキングを上げる必要がある。伊藤は「リオで活躍したい。そうすれば、20年の東京五輪で金メダルを取る夢に近づける」とコメント。4月に開幕する世界選手権個人戦(中国・蘇州)でも飛躍を目指している。(時事)