「近未来の足」続々と、高齢者の歩行を支援
ガンダムメカニックデザイナー大河原邦男氏のEV
人気アニメ「機動戦士ガンダム」で知られるメカニックデザイナーの大河原邦男氏がデザインした超小型電気自動車(EV)の試作車が17日、報道陣に公開された。新潟県と連携するベンチャーのエクスマキナ(同県柏崎市)が生産。価格は300万円強。2人乗りで、最高時速30キロ。
和歌山県の企業に10台を販売。国の認可が得られれば、今夏から同県海南市で個人向けに貸し出す計画だ。
一方、自動車部品大手アイシン精機と千葉工業大学は、電動の超小型移動機器「ILY-A(アイリーエー)」を開発した。スポーツ感覚で楽しんだり、高齢者の歩行を支援したりする「近未来の足」と位置付け、5年以内の市販を目指す。
ロボット技術を活用。乗り物として使うときは、飛び出してくる人や障害物を認識して自動的に停止する。キックスケーターとして遊べたり、荷物を運ぶカートにしたりもできる。折り畳んで持ち運べる。