ネパール、エベレストに医療チームを配置


気象予報システムも改善

ネパール、エベレストに医療チームを配置

世界最高峰エベレストのベースキャンプ=2014年4月(AFP=時事)

 ネパールの当局者らは23日、世界最高峰エベレスト(8848メートル)の安全対策として、今シーズンから気象予報システムを改善するとともに、ベースキャンプに医療チームを配置する方針を明らかにした。

 エベレストでは昨年4月、大規模な雪崩で地元ガイドら16人が死亡。同事故を受け、ネパール政府当局は登頂ルートの変更を決めた。同年10月にはヒマラヤ山脈アンナプルナ連峰で、暴風雪に見舞われた登山者ら40人以上が犠牲となった。

 昨年10月の遭難事故の際、気象当局は悪天候を予想していたが、多くの登山者に情報が伝わらなかったとされる。ネパール登山協会幹部はAFP通信に、早期気象予報システムの開発に向け観光、気象当局と協議していると指摘。「春の登山シーズンには、改善された正確な予報が可能になる」との見通しを示した。

 一方、政府観光当局者はシーズン入りに先立ち、警察、観光当局者、医療関係者、救助隊員から成るチームをエベレストのベースキャンプに配置すると説明。「われわれが安全な環境づくりに取り組んでいると、国内外の登山者に分かってもらいたい」と語った。(カトマンズAFP時事)