高梨沙羅、W杯ジャンプ女子で今季5勝目


連日の最長不倒「自信につながった」、勢いに乗り大舞台へ

高梨沙羅、W杯ジャンプ女子で今季5勝目

イラシュコ(左)と同点優勝を果たし、表彰式で笑顔を見せる高梨沙羅=15日、スロベニア・リュブノ(時事)

 最後のイラシュコが飛んで得点が出た。高梨と同じ244・9点。高梨は目を丸くし、「きのうよりいいジャンプはできたが、まさか1位になれるとは」。ライバルのミスもあったが、うれしい今季5勝目を手にした。

 1回目はイラシュコを上回る88・5メートル。しかし、着地で足がそろい、飛型点が伸びず2位。2回目も最長不倒の89・5メートルを飛びながら、着地の際に腰が落ち、またも飛型点が伸びなかった。それでも、イラシュコには負けなかった。

 イラシュコより下位なら、最終戦を残してW杯総合3連覇が消える可能性もあった。ただ、「そのことはあまり考えなかった」。自分のジャンプだけに集中し、前日と同様に最長不倒。「ロスのないジャンプができた」と飛躍そのものは満足できる内容だった。

 18日には、初制覇が期待される世界選手権(スウェーデン・ファルン)が開幕する。今季は苦しんだ時期もあったが、W杯3連勝で再び勢いが戻ってきた。「自信につながった」と高梨。気持ちも明るく、大舞台に向かう。(リュブノ時事)