錦織圭、メンフィス・オープン最終日に本領


絶妙リターンで主導権、快勝で3連覇

錦織圭、メンフィス・オープン最終日に本領

優勝トロフィーのギターを抱え、ほほ笑む錦織圭=15日、米テネシー州メンフィス(EPA=時事)

 決勝で最高のテニスを披露するところが、トップ選手らしい。「今週では一番自信を持ってプレーできた」と自賛した錦織。ストレート勝ちで3連覇を果たした。

 苦しい試合が続いた。最後を会心の勝利で締めくくり、ようやく満面の笑みがこぼれた。「やっとしっくりいく試合ができた」

 第1セット第1ゲームでいきなりブレークして勢いに乗り、序盤から集中力を高めた。アンダーソンの強力なサーブに、どんなに厳しいコースでもラケットを合わせて対応。ストロークでは高い精度と粘り強さで重圧をかけた。

 第2セットのヤマ場は第5ゲーム。リターンを確実に返して好機をつかみ、ブレークポイントではスライスでつないだ後にバックハンドのパッシングショットを決めた。テンポの速いラリーに持ち込むと完全に錦織ペース。凡ミスはほとんどなかった。

 1週空いて、メキシコ・オープン。現在5位の世界ランキングを維持するためにも結果が求められる状況は続く。「きょうみたいな試合ができれば、どんどん行ける」。勝つたびに自信を深め、さらに上位を狙う。(メンフィス時事)