安倍晋三首相が燃料電池車「ミライ」に試乗
「水素時代の幕開け」、政府が公用車として導入
安倍晋三首相は15日午後、首相官邸で政府が公用車として導入したトヨタ自動車の燃料電池車(FCV)「ミライ」に試乗した。
首相は自らハンドルを握って官邸の前庭を1周した後、「いよいよ水素時代の幕開け。乗り心地が良く、環境に優しい。規制改革と技術開発の二本立てで前進させていきたい」と述べ、普及を後押しする考えを示した。
燃料電池車の普及には、燃料を補給する水素ステーションの整備が課題。政府は2015年度中に、首都圏などに約100カ所の設置を目指している。首相は「セルフスタンドを可能にするための規制改革に取り組みたい」として、政府の規制改革会議で検討する方針も示した。