準惑星のケレスと冥王星を観測へ


米探査機ドーンは3月に、ニューホライズンズは7月に接近

準惑星のケレスと冥王星を観測へ

準惑星ケレスに向かう米探査機ドーンの想像図。3月に近くに到着し、観測する予定(NASA提供)

 米航空宇宙局(NASA)の探査機ドーンが3月6日ごろ、準惑星ケレス(セレス)付近に到着する見通しとなった。別の探査機ニューホライズンズは7月14日に冥王星に最接近する予定。地球の望遠鏡や天文衛星による観測では分からなかった姿が、初めて明らかになると期待される。

 ケレスは火星と木星の間にある小惑星帯で最も大きい天体。2006年の国際天文学連合(IAU)総会で冥王星が惑星から準惑星に格下げされた際、一緒に準惑星に位置付けられた。

 ドーンは07年に打ち上げられ、11~12年に小惑星ベスタ(直径平均525キロ)に接近して観測した。ベスタは小惑星帯の中ではケレス(同950キロ)に次いで2番目に質量が大きい。

 NASAの発表によると、ベスタはケレスより先に形成されたとみられ、崩壊熱を発する放射性物質が多かったため、水の含有量が少ないと推定される。これに対し、ケレスは地下に厚い氷の層があると考えられている。

 一方、冥王星は直径が地球の2割弱の約2300キロで、太陽の周りを248年かけて1周している。10年に発表されたハッブル宇宙望遠鏡の観測画像では、表面の氷が解けて白や茶、黒のまだら模様となっていた。