ホンダ、航空エンジン研究所を初公開
小型ジェット機「ホンダジェット」に搭載
ホンダはこのほど、小型ジェット機用エンジンの研究開発を手掛ける本田技術研究所の航空機エンジンR&Dセンター(埼玉県和光市)を報道陣に初公開した。米国では、同センターの研究を生かした量産ジェットエンジンを既に出荷しており、このエンジンを搭載したホンダの小型機「ホンダジェット」は2015年前半から販売する。
量産ジェットエンジンは米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)と共同開発した。同センターは住宅地にあり、防音設備にも配慮。燃費・環境性能の向上や、エンジンに鳥が飛び込んでも推力の低下を25%未満に抑える技術などを研究している。
ホンダジェットは最大7人乗り。450万ドル(約5億4000万円)で、既に100機超を受注した。20年をめどに日本に投入することも検討している。