ノーベル賞行事を終え天野さん「少し寂しい」


天野・中村教授、閉会レセプションに出席

ノーベル賞行事を終え天野さん「少し寂しい」

閉会レセプションを終え、会場を後にする天野浩名古屋大教授(写真右)、中村修二米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(同左)=12日、ストックホルム(時事)

 ノーベル物理学賞を受賞した天野浩名古屋大教授(54)と中村修二米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)が12日夕(日本時間13日未明)、ストックホルム市内で開かれたノーベル賞関連行事の閉会レセプションに出席した。

 終了後、天野さんは「全部終わりましたね。少し寂しい気もしますけれど」と感慨もひとしおの様子。15日に帰国の途に就く予定で、日本に帰ってしたいことを問われると「研究です」と笑って答えた。

 13日に米国へ戻る予定の中村さんは「やっと終わりました」と述べた。2人について、ノーベル平和賞を受賞したインドの児童人権活動家カイラシュ・サティヤルティさん(60)はレセプション終了後、「素晴らしい。好印象だ」と称賛した。(ストックホルム時事)