マララ・ユスフザイさんがオスロ入り


ノーベル平和賞の授賞式控え記者会見へ

マララ・ユスフザイさんがオスロ入り

8日、ノルウェーのオスロに到着したパキスタンの教育活動家マララ・ユスフザイさん(中央)(EPA=時事)

 2014年のノーベル平和賞の授賞式がノルウェーで10日開かれるのを前に、受賞が決まったパキスタンの教育活動家マララ・ユスフザイさん(17)が8日、オスロ入りした。9日、市内で記者会見する。過激派から命を狙われながらも教育の大切さを訴え続け、「世界中の人々を突き動かした」(オバマ米大統領)マララさん。史上最年少での受賞ということもあり、発言に注目が集まりそうだ。

 平和賞を共同受賞するインドの児童人権活動家、カイラシュ・サティヤルティさん(60)も同席する。

 パキスタン北西部スワト地区出身のマララさんは、11歳の時からブログなどで女子教育の権利を訴えてきた。女性の社会進出を否定するイスラム過激派タリバンがこれに反発し12年10月、帰宅途中のマララさんを銃撃。マララさんは頭部に重傷を負ったが奇跡的に回復、現在は英バーミンガムの学校に通いながら各地で人権活動を続けている。(ロンドン時事)