和歌山県田辺市「来年も情報発信」
熊野古道を中心にPRを継続
世界遺産の熊野古道で知られる和歌山県田辺市はこのほど、都内で報道関係者を招いて「プレス懇親会」を開催した。真砂充敏・田辺市長は「田辺を知ってもらおうとやってきた価値創造プロジェクト事業でしたが、来年も熊野古道を中心にPRして参りたい」とあいさつした。
また、同市役所「たなべ営業室」の古久保宏幸主任が今年の活動を説明。5月に「巡礼道」として世界遺産に登録されているスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ市と観光交流協定を締結したことなどを紹介した。こうした活動で、これまで年間最高で36件の実績しかなかった「ふるさと納税」が今年は11月27日現在で約6000件に達したという。
来年は2月に日本画家の平山郁夫氏による「熊野路を描く」作品展、5月に新「田辺市」発足10周年記念式典や「南方熊楠賞授賞式」などを予定。田辺市PRに積極的に取り組むという。