男子ゴルフ最終戦、賞金王4人が争い
日本シリーズきょう開幕、小田孔明が優位か
男子ゴルフの今季最終戦、日本シリーズJTカップ(優勝賞金4000万円)は東京よみうりCCで4日に開幕する。最終戦にもつれ込んだ賞金王争いは4人にチャンスがある。初の栄誉を狙う賞金ランキング首位の小田孔明が圧倒的に優位だが、ランク2位の藤田寛之は優勝すれば逆転賞金王。近藤共弘(3位)と岩田寛(4位)も優勝し、小田孔の結果次第では初戴冠の可能性がある。
3日のプロアマ戦に出場した小田孔は「ショットはいい。パットが入ればぶっちぎれる」と自信を見せた。追う3人が優勝しなければ賞金王は確定するだけに「あの3人以外に『頑張って』と言った」と冗談も。大勝負の最終戦へ、「スコアを伸ばして(追う)3人にプレッシャーを掛けるしかない」と気合を入れた。
ベテランの藤田は優勝すれば、自力で賞金王になれる。注射で痛みを抑えている左肩が、寒くなるとぶり返す不安材料を抱えるが、2010年から12年まで史上初の日本シリーズ3連覇を果たした実績は強み。「賞金王は孔明で決まりでは」と言いつつ、「なかなかハードルは高いが、チャンスがある以上、頑張ろうと思う」。2年ぶり2度目の王座に向け闘志を見せた。4日の第1ラウンドは小田孔、藤田、近藤が最終組で回る。