ハレルヤで募るボランティア
ＮＧＯが６日、都内で合唱
パレスチナ自治区ガザで、母子保健事業を再開した「日本国際ボランティアセンター（ＪＶＣ）」のスタッフと住民ら（１０月１日、ＪＶＣ提供）
パレスチナやスーダン、ラオスなど世界各地で支援活動を続けるＮＧＯ「日本国際ボランティアセンター（ＪＶＣ）」が６日、東京都世田谷区の昭和女子大で、「ハレルヤ」のコーラスで有名なヘンデルの曲「メサイア」のコンサートを開く。４月から特訓を重ねてきた一般募集のボランティア２００人以上の合唱団と共に、オランダなどから招いたプロの歌手が参加。収益は活動に還元され「自分も何かしたい」というボランティアを募る場となる。
チケット代にはそれぞれ意味がある。Ｓ席１万円は「アフガニスタンの一つの村で母親教室を開催できる額」、Ａ席５０００円は「カンボジアで農家２世帯が稲作研修を受けられる額」、Ｂ席４０００円は「南アフリカでボランティア１人が菜園作りの研修に５日間参加できる額」と例示される。
ＪＶＣは、津波で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市や、原発事故の影響が大きい福島県南相馬市でも活動を続けており、収益は東日本大震災の被災地支援にも使われる。（時事）
