リクルートホールディングス、初値は3170円
東証1部に株式を上場、時価総額で今年最大
情報・人材サービス大手のリクルートホールディングス(HD)が16日、東証1部に株式を上場した。午前9時の取引開始直後に付けた初値は、公募・売り出し価格より70円高い3170円。これを基に算出した時価総額は約1兆8196億円で、今年最大の上場となった。その後も買いを集め、午前の終値は3305円だった。新株発行や公募売り出しなどで約1000億円を調達し、企業の合併・買収(M&A)などに充てる予定。
同日午前、清田瞭東証社長ら数十人が出席して新規上場セレモニーが開かれ、上場通知書を受け取ったリクルートHDの峰岸真澄社長らが記念の鐘を鳴らした。
就職情報の「リクナビ」やアルバイト情報の「タウンワーク」など、企業の求人広告を強みとする。住宅情報の「SUUMO」や結婚情報の「ゼクシィ」などの情報サービスも知名度が高い。人材派遣業も手掛けている。
2014年3月期の連結売上高は1兆1915億円、純利益は654億2100万円。