東京五輪50周年、記念祝賀会を盛大に祝う
850人が出席、20年大会へ決意新た
アジアで初めて開催された1964年東京五輪の開幕から50周年を迎えた10日、日本オリンピック委員会(JOC)主催の記念祝賀会が東京都内のホテルで開かれた。皇太子殿下、安倍晋三首相ら政府関係者、国際オリンピック委員会(IOC)、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会など国内外のスポーツ関係者ら約850人が出席し、スポーツの祭典50周年を盛大に祝った。
祝賀会では、JOCの竹田恒和会長が「64年大会を招致し、成功させた関係者や、東京に集い、競い、限界に挑戦した選手に敬意を表したい」とあいさつした。
IOCのクレイグ・リーディー副会長(英国)の祝辞の後、開会式や競技を記録した映像が会場のスクリーンで放映され、全員で半世紀前を振り返った。
東京都の舛添要一知事は20年五輪に向け、「史上最高の大会にし、東京を世界一の都市にしたい」と2度目の五輪成功へ決意を新たにした。
祝賀会には、64年大会に出場した各国の代表選手約150人が招待された。海外からは体操女子個人総合で金メダルを獲得し、「五輪の名花」と呼ばれたベラ・チャスラフスカさん(チェコ)らが来日。国内からは「東洋の魔女」の異名を取ったバレーボール女子全日本メンバーらが久々の再会を果たし、旧交を温めた。