牧阿佐美さん「高円宮殿下もさぞお喜び」


千家典子さんのバレエの恩師

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千家典子さんとの思い出について語る新国立劇場バレエ研修所長の牧阿佐美さん=9月25日午前、東京都渋谷区

 千家典子さんが小中学生の頃に通った「橘バレエ学校」(東京都渋谷区)の校長で新国立劇場バレエ研修所長の牧阿佐美さん(80)の話

 秋にお会いしたとききれいになられていたので何かあったのではと思っていた。(急逝した父の高円宮)殿下もさぞお喜びだと思う。

 クリスマスの時期の「くるみ割り人形」では5年連続で主役のクララを演じた。感性がものすごく良かった。音感がいいから、振り付けの順番を覚えるのも早かった。

 特別扱いはせず、掃除や雑巾掛けも全て他の生徒と同じようにやってもらった。高円宮さまから「ありがたいです」と感謝された。いずれは外に出るからということだったのではないか。

 お父さまからの付き合いでお嫁に行くというのは素晴らしいご縁。これから千家さんとの生活や神社のルールなどいろいろあると思うが、勉強が好きな方なのできっとやっていけると思う。