幼児向け二輪車が豊富に、ペダル後付けも可能


バランス感覚が養われると評判に

幼児向け二輪車が豊富に、ペダル後付けも可能

種類が豊富になってきたペダル無し二輪車=東京都品川区のサイクルスポット武蔵小山店

 足で地面を蹴って運転する幼児向けのペダル無し二輪車の種類が豊富になってきた。ブレーキ付きや、ペダルを後付けできるタイプのほか、三輪車を組み替えると二輪車になるものまで登場した。

 ペダル無し二輪車が広がったのは、米国発の「ストライダー」(1万692円)が2009年に発売されてから。法律上、公道は走行できず、公園などで遊ぶ乗り物だが、自然にバランス感覚が養われると評判に。

 自転車販売店サイクルスポット(東京)の担当者は、「補助輪付き自転車は10キロ以上と重いが、ペダル無し二輪車は約3キロと、幼児でも取り回しがしやすいことが受けた」と話す。

 握力の弱い幼児向けとして、もともとブレーキが付いていないものが多いが、最近はブレーキ付きの商品もある。

 ビタミンアイファクトリー(東京)の「へんしんバイク」(1万5984円)は、付属工具でペダルを後付けできることで好評。野中製作所(大阪市)も、長期間使えるよう、三輪車の前輪に付いているペダルと後輪一つを外せば、ペダル無し二輪車になる「へんしん!サンライダー」(1万3000円前後)を9月から販売している。