赤い実のソバ「タチアカネ」を祭りで紹介


長野県青木村で

赤い実のソバ「タチアカネ」を祭りで紹介

 ソバの白い花に赤い実がつく「タチアカネ」の特産化を進める長野県青木村が、香りと味を広く知ってもらおうと「蕎麦(そば)の花・実まつり」を開催している。

 祭り初日は、農民一揆にちなむ郷土芸能の太鼓演奏で開幕。村の観光施設の飲食店でタチアカネを使った手打ちそばが振る舞われ、すぐに完売となった。「普通のそばより香りが強く、コシがある。味も濃くておいしい」と村内のそば店経営の女性は太鼓判を押す。

 タチアカネは県の試験場が開発。村は2009年に栽培を開始した。茎が丈夫で倒れにくく、収量が安定している。