しゃぶしゃぶ、米国に根付くか


神戸物産がニューヨークの五番街に出店

しゃぶしゃぶ、米国に根付くか

10月2日の開店を前に、報道陣に公開された神戸物産の和食店の様子=15日、ニューヨーク(時事)

 神戸物産は15日、米ニューヨーク中心部の五番街付近で、しゃぶしゃぶを主力とする和食店を10月2日に開店すると発表した。将来的にはフランチャイズ契約を展開し、本格的に売り込む。米国でブームとなったすしやラーメンなどに続き、日本の食文化が受け入れられるか注目されそうだ。

 和食は昨年12月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録が決まるなど、関心が高まっている。神戸物産は「本物の和食」の海外提供を模索。人種のるつぼと言われるニューヨークで成功すれば世界中で通用するはずだと、今回の出店を決めた。

 記者会見した沼田昭二最高経営責任者(CEO)は「肉と野菜を楽しむしゃぶしゃぶなら、ミネラルやビタミンを取れる」と述べ、健康志向が高まる米国での市場開拓に意欲を示した。

 同社はニューヨークに自社ビルを取得済みで、近く物流センターも整備。1年以内に3、4の直営店を開設後、フランチャイズ展開を目指す。欧州への事業拡大も視野に入れているという。

 神戸物産は業務用のスーパーが主力で、外食事業にも力を入れている。(ニューヨーク時事)