めぐみさん母、横田早紀江さんが新刊を発売
「愛は、あきらめない」、会見で「最も大切なのは愛」
北朝鮮に拉致された横田めぐみさん失踪当時(13)の母、早紀江さん(78)の新刊が発売され、東京都内で11日、記者会見した。早紀江さんは「長い間語り続けてきたことが、思いがけず一冊の本になった。たくさんの方に手に取っていただきたい」と話した。
新刊は今月5日に発売された「愛は、あきらめない」(いのちのことば社)。クリスチャンとして知られる早紀江さんが、都内で毎月開かれる「祈り会」で拉致問題や自身の信仰などについて語った内容がまとめられている。
早紀江さんは会見で「聖書に『最も大切なものは愛』という言葉がある。人生にはつらいこともあるが、人を愛するからこそ諦めずにがんばれると思う」と強調。「いつも『元気なうちに、一目でいいから(娘に)会いたい』とお祈りしている。今回の日朝交渉で、北朝鮮が何とか誠意をもってやってくれたら」と語った。