日本の眼科医療ボランティアAOSAが白内障手術


モザンビークで7年で873人に

日本の眼科医療ボランティアAOSAが白内障手術

白内障手術を行う日本の眼科医療ボランティア=モザンビーク・カボデルガド州の州立ペンバ病院

 日本の眼科NGOのAOSA(アフリカ眼科医療を支援する会、理事長=内藤毅・徳島大学眼科准教授)は、7月20日から23日まで、モザンビーク・カボデルガド州の州立ペンバ病院で、121人の患者に白内障手術を行った。このプロジェクトは2008年から、同州で毎年1回行われており、今年で7回目。手術患者数の総計は873人になった。

 AOSAは、内藤毅准教授、長澤利彦・ツカザキ病院眼科医長ら眼科医師のほか、看護師、視能訓練士、ボランティアスタッフらで構成される。今回は、JICA(日本国際協力機構)の青年海外協力隊員4人のほか、モザンビーク人眼科研修医2人が参加、日本人12人、モザンビーク人2人の総勢14人で行われた。

 手術は日本の企業から寄贈された高品質の眼内レンズ、医薬品、医療器具を用いて行われた。これまでの患者の術後経過は極めて良好という。(ペンバ〈モザンビーク〉宝山晶子通信員)