若田光一飛行士、「いろいろな成果出せた」
下村文科相を表敬訪問、半年間に及んだ宇宙滞在を振り返る
日本人初の国際宇宙ステーション船長を務め、5月に地球に帰還した若田光一さん(50)が28日、下村博文文部科学相を表敬訪問し、「いろいろな成果を出して無事に帰ってくることができた」と約半年間に及んだ宇宙滞在を振り返った。
27日に約1年ぶりに帰国した若田さん。体調を問われると「おかげさまで、とてもいいです」。毎日2時間の運動で、骨密度や筋力が打ち上げ前と変わっていないことなどを説明した。
初の船長業務について「チームワークやコミュニケーションを大切にして仕事ができた」と報告。文科相は「人柄のおかげでもあると思う。地上ではいろいろ問題もあったが、米国とロシアの間で活躍されて素晴らしい」とたたえた。
表敬後、取材に応じた若田さんは、帰国してまず食べたいものを問われ「母の手料理を楽しみにしている。筑前煮とかですかね」と笑顔で語った。