安倍首相が富岡製糸場を視察


「地域の文化財生かす」

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 安倍晋三首相は23日午前、群馬県富岡市を訪れ、世界遺産に登録された富岡製糸場を視察した。首相は記者団に「地域の文化財を生かし、地域再生に向かっていきたい。地域の皆さんの熱意とアイデアが大切だと思った」と述べ、地方の活性化に取り組む決意を改めて示した。

 首相は、繭から生糸を作っていた「繰糸場」や、老朽化のため非公開となっている当時の女性工員の寄宿舎を見て回り、地元のボランティアガイドらと懇談した。この後、同県甘楽町で有機農業を営んでいる農場を訪問。トマトを試食し、収穫も体験した。